【Cyber Attacker Placement】IPAが突如公開した”謎”のボードゲームを遊んでみた 〜プレイ編〜
こんにちは!AWS事業本部カスタマーソリューション部のこーへいです。
先日、IPAから突如公開されたボードゲーム「Cyber Attacker Placement」が社内で話題になったので早速作ってみました。
今回はプレイ編となります。クラスメソッドがボードゲームでセキュリティを学んでいる様子をお伝えできればと思います。
感想
しっかりボードゲームしてました!!
ルールもきちんと整備されていて、1回遊んだ感じでは明らかな壊れカードとかもなさそうだったのでバランスよく遊べました。
全てのカードがセキュリティに関連したもので、現実に近しいカード効果に落とし込まれていて、学習者が覚えやすいように工夫されていることも好感が持てました。
ボードゲームあるあるですが、参加者が全員初プレイだと説明を読みながらゲームを進めることになるので、時間がかかりルール無視のガバガバプレイになってしまうのですがそれはご愛嬌。
「わかんねぇ〜」と言いながら説明書と睨めっこする図
簡単な遊び方
基本的には、毎ターン獲得出来る「情報」をコストとして「攻撃カード」を使用し得点を稼ぎ、先に15点を集めるゲームとなります。
「情報」は、「攻撃カード」と「拠点への侵入」のコストに支払います。拠点へ侵入すると強力な攻撃カードが使用できたり、次ターン以降「情報」がより多く獲得できたりするメリットがあります。
また得点は稼げないものの特殊な効果を発動できる「イベントカード」もあります。遊戯王でいう魔法カードです。
他にも全体に影響を与える「脆弱性カード」や「セキュリティカード」があり、攻撃カードの弱体化や強化を行います。遊戯王でいうフィールド魔法カードです。
後は説明書読みながら1回プレイすると大体わかります!
個人的な推しカード
こちらは攻撃カード「ポートスキャン」、不必要に空いているポートには注意しましょう。
効果としては1点獲得しつつ侵入ができるので、序盤に強いカードだと思います。
イベントカード「不正アクセス禁止法」
終盤の逆転カードとなっています、まだ使ったことないですが逆転要素の強いロマンカードです。
セキュリティカード「パッチ適用」、脆弱性カード「脆弱なパスワード設定」
お互いのカードを打ち消す効果となっています、現実の効果がきちんとゲームに落とし込まれているのが良いですね。
交渉要素
なんとこのボードゲームには「交渉」という要素があり、ゲーム中に発生するモノとコトなら全て交渉材料にして良いらしいです。
※得点の移動もありです。
「Cyber Attacker Placement遊び方マニュアル.pdf」より
ゲームに慣れたと感じたら積極的に交渉を行い、自分に有利な状況を作るのも面白そうですね。
まとめ
エンジニアの方も非エンジニアの方にもお勧めできるボードゲームになっています!
自分が知っている用語が出てくると嬉しいですし、知らない用語についても興味が湧いて学習のモチベーションが上がるのではないでしょうか?
セキュリティ単語の説明ができないとそのカードが使用できない縛り(もしくは加点要素)など入れたりすると学習も捗って一石二鳥かもしれません!
勝敗結果について
ボードゲームが長引いてしまい別件の予定にギリギリだった方(女性の方)が、最下位の方(頭上で手を組んでいる方)に泣きの交渉で2点をタダでもらって勝利しました(ズコー)。
楽しかったです!!